photo credit: abac077 via photopin cc
※2016年4月追記
現在は「Synergy」と言うマルチプラットフォーム対応のものを使用しています。
この記事の最後の方に簡単な紹介を追記しています。
こんにちは、えんぞーです。
ノートパソコンとデスクトップの両方を使用している人、つまりパソコンを複数台所有している人は結構いるのでは無いでしょうか。
もしくはデスクトップを二台用途別に部屋に置いている等・・・とにかく複数台のパソコンを操作する機会がある場合。
そういった場合は当然それぞれに入力デバイスが必要になりますよね。
「ノートパソコンなら本体単体でどうにでもなる」って言われればそれまでなのですが、メイン機のキーボードを操作して手元にスペースを作りノートパソコンを持って来て操作する・・・煩わしさ全開です。
今回、まさにそんな状況になったのでメインPCと同じキーボード・マウスで操作が可能となる「Mouse Without Borders」を導入してみました。
今更な感じがとても出ていますがなかなか便利なので同じような煩わしさを感じている人の参考にでもなればと思います。
インストールや設定等はこちらのページを参考にさせて頂きました。
※このソフトはMicrosoftが提供しているので必然的にWindows専用ソフトになります。
Download Microsoft Garage Mouse without Borders from Official Microsoft Download Center
Download Microsoft Garage Mouse without Borders from Official Microsoft Download Center
今までの状況
さて、複数台のPCとは言っても今に始まったことでは無く結構昔からその状況は体験してきております。
CPU切替機(パソコン切替機)を使う
すぐに思いつくのは「CPU切替機」を使用して複数のPCを切り替えるという方法でしょうか。パソコンの画面・マウス・キーボードをボタン一つで切り替える装置ですね。
昔はよく使っていましたが、パソコンとモニタがアナログで接続されていた時代までですね・・・。
機器によってはショートカットで切り替えられたりしたので使い道さえ当てはまれば便利です。
ただ、安い物だとモニタがアナログ接続になってしまうので注意です。
今だとDVI対応のものもありますが値段的に高くなってしまいますし、この手のものはケーブルの取り回しがネックになりますね。
リモート操作ソフトを使う
これはそのままの意味でメイン機からリモート操作する方法です。ソフトは色々あるので一概になんとも言えませんが、私はSplashtopがサクサクで良いなと思って使っていました。
サウンドもしっかりメイン機のスピーカーから出てきます。
しかし、サクサクと軽快に使えるとは言いますがさすがにそこはリモート操作なので限界があります。画面が激しく動く操作などには向いていません・・・。
今回使用した「Mouse Without Borders」もリモート操作ソフトになりますが、あくまでキーボードとマウスだけのリモート操作という感じになります。
「Mouse Without Borders」のオススメポイント
この手のソフトって色々あるのでどれが一番なのかは人によるのだとは思いますが、私は今まで使用してきた中では一番の安定・機能性です。
特に気に入ってるポイント その1
シームレスに操作できる!
簡単に言うと、切替の動作がいらないです。ショートカットキー叩くとか、ボタン押すとか。
こんな感じで切替を意識せずに他のPCを操作できます。感覚的にはメイン機のサブモニタになったような感覚です。
特に気に入ってるポイント その2
クリップボードの内容を共有できる!
これは嬉しい。メイン機でコピったテキストをサブ機にそのまま貼り付けられます。
割と良くある機能に聞こえますが、上記のシームレスな切替と合わさる事で便利さがグンッと増しています。
ただ、余り大きなファイル等は無理っぽいですので注意しましょう。
あと似たような機能にファイルをドラッグ&ドロップでコピー出来たりキャプチャを取れたりと色々あるようです。
問題がある点
良いことばっかり書いていても何なので、ここはおかしいかもと思った部分を挙げておきます。
たとえばインストーラーを実行した場合なんですが、マウスの動きがカクカクになります。
これが管理者権限の要求ダイアログが出るからなのか単純に重くなるのかは不明なのですが、実際におかしいなと思った部分です。
でもこの点だけです。これだけちょと気になったという程度で実際にはすぐに元に戻りますしそれ以外の状況では非常にスムーズに使えます。
とりとめのないまとめ
追記:現在のオススメは「Synergy」
Windowsだけであればこの記事で紹介しているものでも良かったのですが、「WindowsとLinux間でマウスとキーボードを共有したい」ということでSynergyというソフトを現在使っています。
10ドルのシェアウェアになってしまいますけど、その価格以上の恩恵があります。
このソフトであればWindows、Linux、MacとOSを選ばずにマウスとキーボードを共有出来ます。
クリップボードの共有も出来るのでOSをまたいで作業するような人は重宝しますよ。
今まで使っていて気になった点として、一部ソフトのショートカットキーが効かなくなる場面が有りました。
具体的な話をしますと、Screenpresso(紹介記事)と言うキャプチャソフトで「PrintScreen」キーが効かなくなったりしています。
Synergyを終了すると直ったのでおそらくはSynergy側の何かと競合しているのかと思いますが、実際の所は詳しく調査していないのでわかりません・・・。(私の環境が問題なのかも)