「オニヤンマ」を設置すると虫が寄って来なくなるというので 3D プリンタで出力してみた。

概要

毎年この時期になると色々な場所で目にする「おにやんま君」の記事。
いつも買おうと思っているうちに夏が終わっていたので今年こそはと思っていましたが、冷静に考えてみたら 「3D プリンタで出してるひといるのでは?」 と思い検索。

結果、普通にいらっしゃいますね。

と言う事で早速私も出力してみる事にしました。

いつの間にやら Amazon みても色々な所から発売されてるのか・・・な? 効果あるってことだろうか。

「おにやんまくん」「オニヤンマ君」、「おにやんま君」?どれが正式名称なのかわからなくなってきてる。
正規品はこれだよね?↓

いつのまにかあかねちゃんとか言うのも出てる・・・。

データをダウンロードして STL に出力

3D モデルを公開してくれているゼロ工房様からダウンロードし、Fusion360 にて読込。

この段階で細部は削ったり結合したりしています。
足とか羽根とか。
形になったら STL としてエクスポートします。

スライスソフトでスライス後に 3D プリンタで出力

スライスソフトは PrusaSlicer 2.6.0 を使用。

プリンタは Ender3 S1 Pro での出力になります。
フィラメントに関しては野外に放置する前提なので ABS で出力。
光造形でのプリントも考えたのですが、出来上がりの重量が重そうですし水洗いレジン使うにしても色々と面倒だったので見送り。。

出力されたものがこちらになります。

出力後

割と普通に出力出来ていますね。
今回、サポート材の種類を最近新しく追加された 「オーガニック」 を選択して出力してみました。
今までのものよりも剥がしやすい感じがする。

サポート材を除去した状態がこちら。

この状態から色を塗っていこうと思ったのですが、強度と黒光り感(?)が欲しかったのでこの上から ABS を溶かしたものを塗りたくりました。

なんかテカテカしたので下地はこれで OK とします。
あとついでに胴体の下に磁石仕込んでます。

TIPS

ABS を溶かしたものと言うのは造形失敗した ABS 素材をアセトンで溶かしたものになります。
ABS 素材同士の接着等にも使用できるものなので便利です。
私は失敗素材を 100 均の除光液と一緒に瓶に入れてます。

100 均アクリル絵の具で模様と複眼を染める

100 均から買ってきたアクリル絵の具でオニヤンマくんの模様と目複眼を塗ります。

とりあえず黄色と黒の縞々になればいいんでしょ位に考えていますが、そのままの色だとちょっと違う気がしたので銀色混ぜてみました。

良いじゃないですか?とてもそれっぽく見えます。
色々と雑な部分はありますが問題なさそうです。

羽をつける

羽はなくてもいいかなと思っていました。
なんか、羽なくても効果あるとかどこかで書いてありましたし そもそもトラロープぶら下げてるだけでも効果ある らしいので・・・。

でもあったほうが雰囲気出ますのでつけます。
冒頭で紹介した Youtube 動画では 100 均のプラバンに羽を印刷して付けてましたが、レーザープリンタ持ってないですし 100 均今から行くのも面倒なので家のプラスチックごみを漁ってなにかのパッケージに使われていたと思われるものを利用して作ります。

羽の模様とか形とか・・・まぁ適当にそれっぽくする感じでやったらこうなりました。

いいんじゃね?

羽の模様とかにどうでもいい感がにじみ出てますが・・・雰囲気は出ています。

オニヤンマくん完成

出来上がったので早速外に持ち出して見ました。
実際に効果があるかどうか・・・はこれからの経過を見てですが、雰囲気的にはバッチリではないでしょうか。

オニヤンマくんの腹の所に磁石仕込んであるので磁石がつく所であれば貼り付けられます。
車で山とか海とか行って駐車した際にアブとかが寄ってこないように車に貼り付けられる形にしたかったんですよね。
(車汚くて申し訳ないです)

ポイント

カバンや帽子に付ける場合も磁石が付くようにしたアタッチメントを作ってあげれば取り外し簡単だしいいかなと。

思ったよりもいい感じだったので増やしてみました。
何匹も固まっていると作った本人でも恐怖を感じます。

とりとめのないまとめ

やっと念願のオニヤンマくんを試せるときがやってきました。
効果無かったら無かったでしょうがないですが、効果がありそうな気にさせてくれます。

単純にあれこれ考えて作っている時間が楽しかったです。
一番面倒だったのは羽づくりですね・・・。