もうノートアプリを探さなくても良いかもしれない。「UpNote」を1年間使ってみた感想

「UpNote」というノートアプリを使い始めて 1 年程経ったので感想を書いておこうと思います。

結論としてはタイトルにもあるように現状の使い勝手が変わるなど余程のことがなければこのまま UpNote を使い続けられそうです。
細かい機能紹介などは他のサイト様が詳しく書いていると思うので私が気に入ってるなどを主点としてご紹介。

ノートアプリ遍歴

ひとまず私がこれまで試してきたノートアプリのメモです。
細かいものを含めるともっとあると思いますが、ぱっと思い出せるのが下記になります。

紙 copi

かなり昔に使っていました。

主にメモと Web スクラップ帳として重宝していたと思います。
手軽でよかったのですが、この頃は手当たり次第データを詰め込み過ぎていました。

結果として何がどこにあるかわからない状態となり収集がつかなくなって使用をやめてしまいました。

アプリが悪いのではなく私の使い方が問題でしたね。。

TOMBO

まさか WindowsCE アプリをここで紹介することがあるとは..。
Willcom の W-ZERO3 発売以降使用していました・・・。

メモにロックをかけることが可能だったので出先で確認したい重要な情報をメモしておくのに便利でした。

自分の記憶だと W-ZERO3 発売から一気にスマホが浸透した気がします。
とは言っても・・当時周りからは珍しい目で見られました。

みんなパカパカの携帯使ってるところにちょっとした弁当箱みたいな端末だったので。SIM もデカかった・・・。

Evernote

一世を風靡した Evernote。

画期的なノートアプリとして一気にノートアプリのシェアを獲得しましたね。

今でも人気があるアプリです。

便利なんですがノートを書くエディタ部分が好きになれませんでした。

途中SublimeTextとの合わせ技でまだまだ使えると思いましたが、残念ながらフリープランでの制限が厳しくなったことと自分の用途を考えると少々オーバースペックだったので乗り換えました。

BoostNote

コードスニペットをメモするのに重宝していて、このアプリを知ってから Evernote から完全移行しました。

エディタ部分も特にストレスはなく気に入っていたのですが、環境を壊してしまったときに独自データ仕様に翻弄されてしまい復旧に手こずり別の管理方法を模索し始めてしまいました。

で、しばらく使ってなかったらいつの間にか有料アプリになっていた感じです。

環境が壊れる件がなければそのまま有料でも使っていたと思います。

Leanote

自分でサーバ立てるタイプのめノートアプリです。
使い勝手は Evernote と同じ様な感じで、モバイルアプリもあります。

自分でホスティングするので容量などを気にすることなく使用できるのが強み。
開発が止まってるように見え、どうしても先が不安で使用を中止しました。

VisualStudioCode

散々悩んだ結果、メモ用のワークスペース作ってそこにマークダウンファイルを入れて Dropbox や OwnCloud で同期する方法に至りました。

これの良いところはデータの汎用性ですね。
プレーンなマークダウンファイルを扱うのでどう転んでもしっかりと復元・再利用可能です。

デメリット部分としては vsCode の環境を構築する必要があるところでしょうか。
一回作ってしまえばいいとは言え結構だるいです。

あとはスマホでメモを確認しようとするとただのマークダウンファイルを見ることになるので視認性が良くないということです。

そこを解決するべく「JotterPad」というアプリでお茶を濁してました

Obsidian

少しだけ試してみて使用をやめてしまいました。

使ってみた感想としては VsCode での管理と変わらないというのが正直なところです。

で、プラグインで機能を増やしたりできる訳ですが結局そこが煩わしいと感じてしまいます。
楽しいんですけどね、プラグイン色々試したり自分が使いやすいようにカスタマイズするのって。

色々な機能を使ってメモを取りたい人にはおすすめです。


以上が過去に使用したノートアプリ一覧でした。

年をとったということなのか、、、シンプルなものを探してしまいますね・・・でも譲れない機能もあるしで・・・面倒な問題です。

「UpNote」を使ってみて刺さった機能

なかなか肌に合うノートアプリに出会えずいたところ「UpNote」を見つけました。

公式のページの紹介を見た感じシンプルで良さそうに見えたので早速インストール。
使ってみたら思いの外しっくりとくる使い心地にそのまま生涯ライセンス買ってました。

UpNote だけで完結するシンプルな使い心地

マークダウンで書くことも出来ますし、リッチテキストエディタと同じような書き方も出来ます。
特に何も用意しなくともインストールしたそのままの状態で完結しているのでスッキリしています。

デバイス間での同期、バージョン管理機能、秘密の共有リンクでのメモ共有機能と嬉しい機能が詰め込まれています。
ちなみに Web クリッパーも用意されているので Web ページの保存にも対応しています。

マークダウンからの貼り付け、マークダウンとしてコピー

個人的にこの機能が一番響いたかも知れません。

「マークダウンからの貼り付け」マークダウン形式のテキストを貼り付けるとそのままリッチテキストとして描画してくれます。
他のアプリでもあるとは思いますが、メニューとして分けられていることが嬉しい。

「マークダウンとしてコピー」はリッチテキストとしてガリガリ書いていった文章を全選択してから他のマークダウン対応のエディタに貼り付けるときに重宝します。
最近ですと UpNote で書いてマークダウンとしてコピーしたものを Hugo の記事として貼り付けてます。

価格が良心的(安い)

正直少しだけのメモで済むのであれば無料版でも間に合うかと思います。

しかし、有料版にした際の恩恵を考えれば月額ライセンス$0.99 もしくは生涯ライセンス$24.99 は安すぎです。

私は迷わず生涯ライセンスにしました。
ぶっちゃけ生涯って本当に?とも思ってますが、数年単位であろうと価値があると思います。

無料版と有料版のざっくりとした違い

機能⁠ 無料版有料版
基本的な機能
デバイス間の同期
メモの最大作成数50無制限
添付ファイル、表、コードの追加
メモやノートをロックで保護
テーマとノートブックカバー
テキスト、PDF、HTML、Markdown 形式にエクスポート

とりとめのないまとめ

まとめると「うまい、安い、早い」みたいな感じになってしまいました。

とは言えあまり複雑な機能を必要とせず、メモをガリガリ書いていきたい私の様な人には刺さるメモアプリだと思います。
テンプレート機能もあるので同じ様なフォーマットでメモを取るのにも最適です。

あとはどうにか末永くサポートが続いてくれることを願うばかりです。。

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